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コンテナ市場は4年で3倍以上に成長。3000億円規模へ

米調査会社451Researchは、今注目の技術「コンテナ」市場の成長について予測を発表しました。調査によれば、2016年時点で7億6200万ドル(1ドル110円換算で838億円)ですが、4年後の2020年には3倍以上の26億8800万ドル(約2957億)へと成長すると予想しています。

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451 Research: Application containers will be a $2.7bn market by 2020

 

そもそもコンテナとは

コンテナ市場の成長に入る前に、コンテナについて触れます。コンテナは仮想化ソフトウェアに変わる可用性の高いIT基盤です。これまで開発面や運用面の変化に迅速に対応するために用いられてきた技術が仮想化ソフトウェアでした。この技術は一台のサーバーハードウェアの上で複数のOSを動かす技術や、その他ストレージ仮想化、ネットワーク仮想化など、これまでのITシステムの進化を支えてきました。

しかし仮想化ソフトウェアにも課題があります。複数のOSを集約した場合の性能劣化や、OSとアプリケーションの仲立ちをする仮想化技術の介在による障害発生時の問題切り分けなどが複雑化し、課題となっていました。

コンテナ技術はこの課題を解決します。従来のハイパーバイザー型の仮想化とは異なり、1つのOS環境に、コンテナと呼ばれる分離された空間を作成し、分離された空間ごとに異なるOS環境を実現することが可能です。代表的なものに「Docker」があります。

 

コンテナ市場、4年後に3倍へ成長予想

調査によれば、現在25%の企業がコンテナ技術を利用しているようです。そのうち34%が本番環境でウェブサービスを公開するにあたりコンテナを使用しており、さらに25%は本番環境での利用をスタートしました。成長スピードは、エンタープライズにおけるコンテナの採用と成熟度において、OpenStackやPass、DevOpsを上回ります。

 

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参考記事

コンテナ市場は急成長、4年で3倍以上の3000億円規模へ。米451 Research - Publickey

特集:仮想化入門 - サーバーリソース仮想化 - ソリューション

コンテナ技術の基礎知識 | Think IT(シンクイット)

 

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