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【調査結果】ガートナー、ERPはクラウド化が進むと予測

企業が利用するシステム、インフラのクラウド化が進んでいます。ガートナーが発表したERPのクラウド化に関するデータをご紹介します。

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ガートナー | プレス・リリース |ガートナー、クラウドERPの利用動向に関する調査結果を発表

 

そもそもERPとは

本題に入る前にERPについて触れます。ERPはEnterprize Resource Planningの略称で、統合基幹業務システムと呼ばれるものです。市場が早いスピードで変化する現代、経営判断を高めるべく、企業は部門ごとに構築・運用されていた業務システムを統合し、データを一元管理、必要なデータをリアルタイムに使える状態を目指しています。この統合的なシステムを構築するための仕組みがERPです。ERPを導入するために、企業は業務プロセスの検証、標準化のための作業が必要になります。

 

クラウドERPへの移行

ERPはこれまで自社運用型が定番の利用方法でした。ガートナーの調査によれば、5年後、10年後のEPR利用を企業に調査したところ、現時点では「ERPはクラウドで利用しない」と回答した企業が73.8%に上ったと発表しています。ただし、 5年後には24.8%、10年後には15.6%へ減少する見込みとしています。「自社運用型ERPのほとんどをクラウドERPに置き換える」とした企業が現在の4.3%から10年後には28.0%へ増加する傾向にあります。

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クラウドERPに期待することトップ3

企業がERPをクラウド化することにより期待することは下記の3つです。

  • 導入コスト
  • 利用コスト
  • セキュリティ

これまで自社で運用していたコストをクラウド化することで、削減することが期待されています。また近年関心が高まっている企業のセキュリティの側面からも、クラウドは大きな強みを持っていると言えるでしょう。

一方懸念点のトップ3は下記になります。

  • 利用コスト
  • セキュリティ
  • サービスの存続性

利用コストとセキュリティが同様にランクインしています。やはりこれから導入する企業からすれば、気になるところですよね。

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調査手法

本調査 (ガートナーITデマンド・リサーチ) は、IT部門のマネージャー向けのアンケートを通して、日本企業のさまざまなITのニーズや課題を定点観測によって分析することを目的に実施しています。アンケートは、日本全国の従業員数20人以上のITユーザー企業約2,800社へ送付し、回答を得ています。

 

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