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Salesforce、データ管理プラットフォーム『Krux』を組み込んだ新しいマーケティングクラウド新機能を発表

CRM / マーケティングの巨人「Salesforce」は、最近買収したデータ管理プラットフォーム『Krux』を組み込んだ新しいマーケティングクラウドの新機能を発表しました。この機能で、Salesforceはファーストパーティデータの枠にとらわれないマーケティング支援を行います。

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Salesforce moves beyond first-party data with Krux integration

Kruxを組み込んだ新しいマーケティングクラウド

Salesforceが新たに発表したマーケティングクラウドの新機能は、今年買収したKruxを統合し、データ管理機能を充実させています。Kruxは毎月2000億以上のデータポイントを収集し、30億以上のブラウザやデバイスとやりとりし、2000億以上のパーソナライズエクスペリエンスを処理するプラットフォームです。Salesforceは、この巨大なデータ管理プラットフォームをマーケティングに活用します。

新機能は3つ発表されています。

1つめは、広告の頻度や顧客の特定のセグメントに到達する広告の総数を判断する機能です。この機能は、チャネル全体での広告管理の改善という効果が期待できます。上限に達すると広告は停止する仕組みです。

これまでSalesforceのプラットフォームには、ラップトップ、タブレット、スマートフォンなど、複数のデバイス間でログインしていないユーザーを追跡する独自のクロスデバイスグラフは存在しませんでした。

つまり、ユーザーがすべてのデバイス上のクライアントのプラットフォームにログインしない限り、同じユーザーが複数のデバイスで一定期間内に同じ広告を見たか判断できなかったのです。しかし、今回のKruxとの統合により、Salesforceで 複数のデバイスを横断的に見るマーケティングが可能になったのです。

2つめはポストKrux機能です。Salesforceのクラウドまたはソースからのデータを活用した広告ターゲティングが可能になりました。これまでのSalesforceのCRMは、自社のデータを活用するに留まっていましたが、Kruxとの統合により、第二、第三者のデータも、自社のマーケティングに活用できようになったのです。

最後はKruxによる、SalesforceマーケティングクラウドのJourney Insightsダッシュボードへの正確なデータ提供です。これはプラットフォームの新しいEinstein人工知能層によって強化されています。Kruxにより、広告への反応、ウェブサイト訪問者の統計情報、サードパーティデータなどがダッシュボードで閲覧することができます。画面イメージは下記のとおりです。

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Krux プレスリリース

Krux Announces Integration With Salesforce Marketing Cloud to Deliver Journey-Based Advertising at Scale | Krux