モバイルユーザーはソーシャルメディアを通じてどういったタイプのニュースを読んでいるのか、SocialTImesにてデータが紹介されていました。様々なソーシャルメディアが混在し、かつニュースの需要が高まっている今、ユーザーの消費の特徴を抑えるのに役立つかもしれません。(データはニールセンの調査したアメリカのものです)
More Mobile Users Getting News via Social Networks (Report) | SocialTimes
ソーシャルメディア経由でのニュース消費
ニールセンの調査では、アメリカの国民のうち89%がニュースを読むためにモバイルデバイスを利用しているとのことです。さらに27%はソーシャルメディアを利用しており、そのうちの54%がニュースを読むことを目的としています。
ニュースソースとしてはあらゆるメディアの中で2番目の位置につけています。テレビを追いかける存在であり、ラジオや新聞、ニュースアプリや雑誌より利用している人は多いのです。
個別のソーシャルメディアに目を移すと、Facebookをモバイルで利用しているユーザーの71%が、ニュースをフォローしているユーザーから取得しています。Twitterをモバイルで利用しているユーザーのその割合は62%となっています。TwitterよりFacebookの方がニュースの消費に利用されているとは意外ですね。
さらに、FacebookやTwitter、Instagram経由でニュースを消費したユーザーのうち、なんと80%以上が「いいね!」やコメントなしの「リツイート」をしています。
FacebookやTwitter、Google+では81%以上のユーザーがエンターテインメントに関するニュースを消費しています。ファイナンスやビジネスに関して言えば、LinkedInの57%のユーザが求めているのに対し、Facebookは33%、Twitterは26%です。プラトフォームごとに求める情報が異なっていますね。
日本では、Facebookをビジネス目的で利用している人が多いようなので、LinkedInの役割を果たしているようにも感じます。このへんは国ごとに違いがあって面白いところです。
ニュース消費目的のソーシャルメディア利用状況グラフ
Facebookのユーザー利用頻度が圧倒的に高いです。
消費するニュースの出どころ
やはりFacebookに注目してしまいますが、友人経由が多いようです。芸能人のゴシップ などで、友達同士で盛り上がるのでしょうか。
ソーシャルメディアでのアクション
Facebookで「いいね!」する数値が圧倒的ですね。他には、そこまで目立つ数字ではありませんが、LinkedInの「Talk about it somewhere else online」がやや高いのも特徴的です。ビジネスに関する話題について議論しているのは想像できますね。