モバイルデバイスでの音声検索利用率が増加しています。しかし、Stone Tmeple Consultingのスマホユーザ900人以上を対象とした調査によれば、まだ音声検索を行うことに恥ずかしさや嫌悪感を感じることがあるようです。
Survey: 60 percent of voice users want more answers and fewer search results
音声検索を利用する場所
調査結果では、ユーザは家庭や職場など一人になれる場合に音声検索を行う一方、公衆の中で利用することは滅多にないとのことです。下記のグラフが音声検索を利用する場所に関する調査結果です。
男性や若年層、高所得者層のユーザは、音声検索を利用する割合が高いことが分かっています。しかし、このようなユーザのカテゴライズはあまり意味をなしません。例えば、男性と高所得者層は、公共の場で使用することに対し抵抗感を持っています。周りに迷惑をかけていると述べるユーザもいます。
音声検索を利用する目的
ユーザは何を目的として音声検索を使うのでしょうか。答えが下記のグラフです。電話をかけること、検索すること、テキストを送信すること、地図を検索することがトップにきています。利用される60%のシーンは、運転中や、手が汚れてスマホを触れない際によく使われます。ただし、80%のユーザがいまだにテキスト入力を好んでいます。正確性を求めているから、かもしれません。
音声検索を利用するメリットは下記の3つです。
- 早い
- 答えが読める
- 入力する必要がない
男性と女性の約40%がスマートフォンで音声検索を使っています。ただし、男性の方が利用に肯定的です。
ユーザが音声検索に望んでいること
音声検索の今後の展望を予測する上で、ユーザの声が参考になります。下記のグラフはユーザが音声検索に望んでいる機能を示しています。もっとも高い数値となったのが、直接的な回答とウェブサイトに訪れなくとも答えを知ることができる機能です。また他のアプリケーションとの統合を望んでいるユーザも多く、これからの発展が期待されます。
音声検索は便利ですが、まだまだ気軽に利用できるほどのユーザエクスペリエンスは提供できていないようです。より様々なシーンで利用され、機能がが改善されていくことが期待されます。
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